オンラインバンキングにおける不正送金に注意

オンラインバンキングはとても便利で、個人的にはサービスが開始された相当前から利用しています。

 税理士業務を行っているお客様でも多くのお客様が導入されています。しかし、中でも税理士の顧客ゾーンである中小企業の被害の報告が増加しているというので、ぞっとします。

 従来の手口と新しい手口は常にいたちごっこをしていますが、最近の手口をご紹介します。新しい手口と言っても大きく変更はありません。

 まず、従来の手口ですが、パソコンにウィルスを感染させ、ウィルスがIDやパスワードを盗みます。盗んだIDとパスワードを利用して犯罪者が手動で送金をしていました。

 新しい手口に関しては、IDやパスワードを盗むところまでは同じですが、必要な情報を入力した時点で同時に送金まで完了させてしまうのが異なる点になります。

 より高度にスピーディに被害に遭う可能性が増加しています。

以下、税理士会でも呼びかけられている防止策です。

①そもそも正しいオンラインバンキングの画面を認識する。
あまり利用していないと本当の画面なのか偽の画面なのか区別がつきにくくなります。個人的には1か月に1回はオンラインバンキングのサイトを見て正しい遷移を確認すべきだと思います。

②パソコンのOSとソフトウェアの脆弱性を解消する。

③セキュリティソフトの導入とウィルス定義ファイルを最新の保つ

 私は自宅、事務所、持ち運び用、クライアントに置いてある私専用のPCと複数台あるので、②③の更新がある度うんざりしますが、痛い目に遭いたくないのでタイムリーに処理しています!

 私の税理士業務の若手経営者の方はネットバンキングを利用しません。しかも、IT系です。事務作業は軽減されませんが、怖さを知っているだけに不正送金の被害は予防できそうです。

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